TOP » お知らせ » 4月4日(5日)は「清明節(チンミン)」です。

4月4日(5日)は「清明節(チンミン)」です。

【投稿日】2013年03月26日 【カテゴリー】お知らせ  

【 清明節の習慣 】
清明とは、二十四節気のひとつで「天地が清く明るい」様を表したものです。清明節は、古来より中国人が先祖供養行う特別な日で、一族揃って墓参をする習慣があります。この清明節の墓参習慣は平安時代に日本へも伝わったのですが、今はその痕跡もありません。その訳は、鎌倉時代に庶民に広まった仏教にあります。仏教には、清明節とほぼ同じ時期に「春の彼岸」の墓参習慣があり、自然と清明節の墓参が消滅したという訳です。但し、沖縄だけは例外で、十八世紀中頃に先祖崇拝を主とする琉球神道と清明節が相まって「シーミー」の習慣として庶民に定着しました。今でも、沖縄独特の大きな墓には親族一同が先祖供養で集い、墓前に料理や酒を供えて賑やかに飲食をして一族の親睦を深める習慣があります。この飲食習慣は、中国本土から伝わったものですが、現在、中国ではこの風景を見かけることも少なく、墓参の後は、レストランでの会食が主となっています。また、清明節頃は中国茶(緑茶)の季節でもあります。この時期は新茶摘み取りのピークを迎え、お茶好きの中国人にとって新茶の出来がとても気になる季節なのです。

 

【 中国料理と琉球料理と黒豚ブーム 】
沖縄と中国の交流の歴史は古く、琉球王朝には十五〜十九世紀にかけて中国の使節団が船団で二十数回訪れました。一回の規模は四〜五百名で半年以上滞在し、様々な中国文化を伝えました。前出の清明節の習慣もそのひとつです。そのなかでも特筆すべきは料理で、使節団同行の調理人は沖縄に日本本土よりも四百年も早く中国料理を伝えました。例えば、ゴーヤチャンプル、ソーキ、テビチ、サータアンダギー等がそうで琉球料理の基となりました。その使節団が食べる中国料理に欠かせない食材と言えは豚肉で、琉球王は、長期滞在する大人数の中国人による豚肉の大量消費に備え、奄美沖縄全域に養豚の大号令を出してもてなしの準備をしました。今から五百年も前のことです。それが、現在の沖縄・南九州の美味しいアグー・黒豚ブームの原点となっています。日本人が豚肉を食べるようになったのは、たかだか百四十年程前のことで、最初に食べたのは明治維新頃の坂本龍馬たちだと言われています。

 

 

ページトップ