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12月22日は本格的冬到来を告げる「冬至」です

【投稿日】2013年12月18日 【カテゴリー】お知らせ  

【 冬至と正月とクリスマス 】

冬至は、昼の時間が一年で最も短い日で、この日から夏至に向けて昼の時間は徐々に長くなっていきます。古代中国では、冬至を一年の始まりである「元旦」と定め、時の朝廷は盛大に天の神を祀る儀式を行い、この月を「正月」と呼びました。これが「正月」の起源で、この儀式は平安時代に日本の宮廷に伝わり、その後、「お正月」の習慣として様々な形で庶民にも定着していきました。現在に伝わる「お餅のお供え」「お神酒(お屠蘇)」「神社(神)への初詣」「年始の挨拶回り」等は、三千年前の古代中国の朝廷で行われていた儀式の名残と言われています。
また、古代ローマでも冬至は太陽の復活祭(冬至祭)として盛大に祝われ、その際の習慣がそのままクリスマスの習慣になったとされています。「ロウソクの点灯」「常緑樹や月桂樹のリース」「豪華な晩餐会」「プレゼント交換」「仮装行列」等がそうで、老若男女主従に関係なく冬至祭を楽しんでいました。そして、西暦354年にローマ教皇リベリウスが、新約聖書にも記されていないキリストの生誕日を太陽の復活とキリストの復活とで結びつけて、12月25日と定めたのが「クリスマス」の始まりです。宗教儀式であれば荘厳なはずのクリスマスが華やかで賑やかな背景には、このような理由があったのです。

【 冬至かぼちゃ 】

冬至に南瓜(カボチャ)を食べる習慣は日本独特のもので、江戸時代中期に根付いたとされています。当時は、冬に育つ野菜が少なく、ビタミン不足になりがちで風邪や中風が流行ると致命的でした。そこで夏に収穫したカボチャを保存し、冬至の頃に食べて病気を予防しようと庶民の知恵から出たものです。実際にカボチャは、カロチンを多く含み、体内でビタミンAにかわって肌や粘膜を丈夫にし、感染症などに対する抵抗力が付くのですが、その事をその時代に知り得た先人には驚かされるばかりです。カボチャの日本における歴史は意外と浅く、戦国時代(1541年頃)に豊後の国(大分県)に漂着したポルトガル船によって初めて持ち込まれ、原産国である「カンボジア」がその見知らぬ野菜の名前と誤って伝わり「カボチャ」と呼ばれるようになったそうです。その時にカボチャを献上され接見したのが大友宗麟で、その際に氏はキリスト教に興味を持ち、キリシタン大名の道を歩んだとされています。また後日、宗麟の要請で島津氏征伐のために九州に来た豊臣秀吉が、初めてカボチャを食べてその甘さに「旨い、旨い」と大変喜んだという伝説も残っています。

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