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9月19日は「十五夜」の中秋節(団圓節)です。

【投稿日】2013年09月14日 【カテゴリー】お知らせ  

【 中秋節とお月見 】

中秋節の「中秋」とは秋の真ん中を意味し、旧暦の八月十五日となります。この日は、中国、韓国、台湾、日本ともに中秋の満月を愛でる習慣があり、その起源は三千年以上前の古代中国の「月崇拝」に由来します。中秋の頃は一年で最も空気が澄み、明るく美しい満月を観ることができ、中国人はこの満月の姿を家族団欒と円満の象徴と考え中秋節を「団圓節(だんえんせつ)」と呼んで大切な日としてきました。この日は遠く離れて暮らす家族が一堂に集まって団欒し、円満で幸せな一年を過ごせたことを月に感謝し満月に似せた月餅を食べるのです。日本の「中秋の名月」を愛でる習慣は、中国の唐朝で行われていた「観月の宴」が平安時代に宮中に伝わったもので、当時の中国側の文献によりますと『庭の祭壇に月の神やウサギを描いた紙製の灯火を立て、菓子の月餅や果物・豆・ケイトウの花などを供え、月を祀る。』とあります。現在の日本に伝わる十五夜のお月見スタイルと比べてみても、月餅が月見団子に変わり、ケイトウの花がススキに変わったくらいで、千三百年以上も前の唐の時代とその内容がほとんど変わっていないということには驚かされますし、またこの伝統を大切にしたいものです。

 

【 月餅(げっぺい)のはなし 】
中国ではなぜ、中秋に『月餅』を食べるようになったのか?  それは十四世紀の元朝の終焉に関係があります。当時、中国全土は蒙古族(モンゴル人)の元朝に支配され、中国の中央部に住む漢民族は、その支配を嫌い各地で決起を試みますがすぐに鎮圧されていました。元朝を倒すには各地に散らばる勢力が団結し一斉蜂起する必要がありましたが、元朝の漢民族に対する監視は大変厳しいものがありました。そこで、漢民族の戦略家 劉伯温はある決起の伝達手段を思いつきました。「近々疫病が発生するが、月餅を買って中秋節に食べれば病を避ける効果がある。」と言う噂を流したのです。それを信じた人々は月餅を買い、中秋節当日に月餅を切って開きました。中には一枚の紙切れが隠されており、そこには 「八月十五日、武装蜂起」と書かれていました。これは、蒙古族が月餅を食べる習慣が無いことを知っての秘策で、この決起の合図に、漢民族は一斉蜂起し瞬く間に元朝を倒したのです。この時より、月餅は中国の中秋節には無くてはならないものとなったのですが、一方で、モンゴル人の中には、未だに月餅を嫌って食べない人もいるそうです。

 

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