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3月3日は「上巳(じょうし)の節句」です。

【投稿日】2012年03月03日 【カテゴリー】お知らせ  

曲水の宴

【 雛祭りと曲水の宴 】
そもそも三月三日は、「ひな祭り」などの女児の行事として始まったものではなく、古代中国の「上巳(じょうし)の節句」と言うものでした。上巳とは三月上旬の巳(へび)の日という意味で(後に三月三日に固定)、季節の変わり目となるこの日は邪気が入り易いとされ、水辺に集い穢れを水に流す水浴の儀式を行いました。そして、三世紀になると水辺で行う儀式の流れで、貴族達は宮廷の庭園内の小川で「曲水の宴」を催すようになりました。これらは平安時代に日本に伝わり、日本古来の神事や風習と結びつき「ひな祭り」が生まれることとなります。曲水の宴には、草や紙の人形に自らの災厄を移して水に流す習慣があり、これを「流し雛(びな)」と呼びました。雛とは、小鳥の雛(ヒナ)からきたもので「小さくて可愛い」という意味で、小さな人形を「ひな人形」、人形で遊ぶことを「ひな遊び」と言いました。江戸時代になると、ひな人形は紙や草ではなく工芸的な飾り人形「立ちびな」となり、もはや川に流すこともなく「ひな壇」に飾られて、桃の花や菓子・白酒が供えられ、ここに今に伝わる「ひな祭り」の形が出来上がることとなりました。

【 白酒と菱餅 】
雛祭りの唄には、白酒で顔を赤く染めた右大臣が出てきますが、昔から雛祭りには白酒が欠かせません。元々は中国の上巳節に桃花酒(とうかしゅ)を飲む習慣に由来するものなのですが、江戸時代になると桃花酒より庶民に親しみのある白酒が飲まれるようになりました。中国では、桃は邪気を祓う力がある仙木とされ、上巳節に百病を除く効験があるとされる桃の花を浸した酒を飲むことから上巳節を「桃の節句」と呼ぶようになりました。またひな壇のお供えで欠かせないものに「菱餅」があります。中国の上巳節に食べられていたお餅がルーツで、邪気を祓う力があるとされる御形(ゴギョウ)を入れたものです。ただ、日本では御形は母子草と呼ばれ、母と子を杵でつくことが嫌われたために、蓬(ヨモギ)が使われるようになりました。菱餅が供えられるようになったのは江戸時代以降で、菱形はヒシの実を模したもので尖った形には厄や魔除けの力があるとされ、「赤・白・緑」の三色は、赤は梔子(クチナシ)を使い「魔除け」、白はヒシの実を使い「清浄」、緑はヨモギを使い「健康」の意味が込められています。



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